仙台国際センター研修室で恒例の年末懇親会が開かれました。
今年は、震災の影響で、教室は5月7日に再開されるまで2ヶ月休講となり、
個人的にも辛い思いをなさった参加者が大勢いらした中、例年にも増して
多くの方が、多彩な発表をしてくださり、大盛況の一日となりました。
(写真は、クリックすると原寸大で表示されます。)
サモアでのシニア・ボランティア活動について

理科と数学の教鞭をとっている新沼迅逸さん
サモアの首都アピアの町を見下ろす高台にあるご自宅からの
風景写真を見ながら、現地での活動について伺いました。
サモア独立国は、人口約18万。通過はtala、1tala=約40円。
(ちなみに、サモア語にr音はないとのこと)
年間を通じて、気温は22〜35℃。雨季には毎日バケツをひっくり
返したような雨が降る。
サモア国立大学の建物や実験機器は、日本の援助によるもの。
授業は2期制。前期は、1月から個別面談により延々と授業登録を行い、
2月からやっと授業が始まる。学期の始めには、教室がダブルブッキングされていて、
空き教室を求めてさまよったり、大教室の前後で別々の授業をしていたり。
期末テストは、体育館に100人くらいの学生を集め、3時間通しで試験を行う。
校舎と制服は、同じ色の組み合わせなので、どの学校の学生かがすぐ分かる。
大学入学には英語が必須、授業は英語で行うが、理解が不足する場合は、
サモア語でも。
マグロを筒切りにして売っている。一切れ20tala。主食は、タロイモ。
朝になるとあちこちからタロイモを焼く煙が立ち上る。
ラグビーが盛ん(2011W杯日本代表アリシ・トゥプアイレイ選手もサモア出身です)。
大人は、全員巨漢、子どもはか細い。大人が先に食べ、その残りを子どもが食べる、
という食事習慣によるものと思われる。
馴染みの薄い国なので、参加者からの質問が続出、活発な質疑応答となりました。

下記をご参照ください。
http://www.ab.auone-net.jp/~jniinuma/

教室に参加した動機など、自己紹介をしました。
山形から毎週出席なさっている樋田さんからは、酒田市の姉妹都市
ジェルズノグルスク-イリムスキー市との交流について、資料を頂き、
更に自作の詩を和露2ヶ国語で披露して頂きました。
懇親会には、仙台で活動中のプロ・ミュージシャンYas Nakayaさんも
参加し、自作のクリスマスソングをプレゼントしてくださいました。
ルースカヤ・シュコラ専属歌手、斎藤さんの『ともしび』も披露されました。
ドイツ語教室の沼田先生は、ドイツ語で『きよしこの夜』を。
アコーディオンのお上手な堀内さんは、『百万本のバラ』を。
参加者全員で『カチューシャ』を歌いました(まだまだ練習が必要です)。

今後も同様の懇親会を企画しています。